外資系企業はプロフェッショナルの世界
外資系企業は、プロフェッショナルの世界です。
自分が持つ能力と会社が求めるポジションがピンポイントでマッチすれば、採用となります。
また、そのポジションで一定の成果を出し続けなければ、解雇もありえます。
少し無情にも感じますが、これがプロフェッショナルの世界ではないでしょうか。
私は2度このプロフェッショナルの世界を経験しました。
1社は社員数が10万人を越える米国の外資系企業。もう1社は日本法人を立ち上げたばかりの欧州の外資系企業です。
以下にわたしが経験したことを書きます。
1) 本社とのやり取りは英語が基本
当然ではありますが、本社社員は外国人ですので、メールや会議は全て英語で行われます。私が入社した時は、まだ英語に抵抗を持っていましたが、すべて英語のメールや会話についていくだけでも必死でした。
入社してすぐに、自分が担当する業務の質問メールが来たことにも大変驚きました。
周りのメンバーからは、英語ができるできない等は関係なく、そのポジションを遂行する人と捉えられることも、外資系企業ならではだと思います。
2) 業務は自分で覚える
日本の企業では、中途採用者でも入社したてのころは回りのメンバーがサポートに入ってくれることが多いですが、外資系では自分一人で慣れて覚えることが多いです。
周りのメンバーは、自分とは違うポジションのプロフェッショナルです。
言い換えれば、自分の業務に干渉されることも少ないため、やり方を覚えてしまえば、好きな方法で仕事を進められます。
周りにサポートを依頼するときは、何かトラブルが起こった等、どうしてもの時以外は避け、我流であっても進めていける力が求められます。
3) 自分のポジションをよく理解する
細かい業務指示はありません。
自分がどういうポジションで、何をやらなくてはいけないかを認識し、自分がやるべき業務を自分で作っていくことが必要です。
もし自分のアクションが会社に良い効果を与えていれば、自分の居場所を確保できたも同然です。
外資系企業は、日系企業のようにポジションの境界は曖昧ではありません。
来た仕事は、すぐに自分の仕事であることを受け入れましょう。
外資系企業はできるかできないかで判断されるロジカルな社会であり、できるのであればプロフェッショナルとして成果を出し続ける必要があります。
そのためには、自分のできる事をしっかり把握し、外資系企業が求めているポジションとのマッチングが最も重要といえます。