日系企業で転職先を選ぶ
企業情報を調べておくことをお薦めします。
その理由は、あなたが思っている会社と行きたい会社の環境があまりにもかけ離れていると、入社してから後悔することになりかねないためです。
まずは、その会社HPの企業情報を見てみましょう。
以下に日立製作所の企業情報を列記します。
【商号】株式会社日立製作所
【設立年月日】大正9年2月1日
→ 設立が古ければ、それだけ歴史がある会社といえます。
歴史があれば、様々な苦境も乗り越えてきた実績を持つ企業であることがわかります。
そのため、天災等のトラブルがあっても安定して経営を継続できると言えます。
しかし、これまでたくさん積み上げてきたものがあるはずです。
ノウハウが蓄積できている反面、規則ががちがちに決まっており、柔軟性に欠ける可能性が高いです。
また、安定している分在籍年数が長い社員が多く、年功序列体質の名残は必ず存在しています。
【本社所在地】東京都千代田区
→ 製造業の大企業は、東京周辺に本社を構えていることが多いのですが、特に製造業は本社勤務はまずありません。
そのため、勤務地は求人情報から読み取りましょう。
【カンパニー】ヘルスケア社/電力システム社/インフラシステム社/交通システム社/都市開発システム社/ディフェンスシステム社/情報・通信システム社
→ その企業が取り組んでいるおおよその業種が記載されています。
日立といえば家電やテレビ、等身近な製品でその企業をイメージしやすいと思いますが、私たちの身の回りの製品以外に事業内容は幅広くあることを認識しておりましょう。
理由は、私たちの身近な製品は価格競争で限界まで下がってしまっており、少なくとも日本市場では家電やテレビ等を収益源とできないためです。
しかし、社会インフラや産業用機器を宣伝しても、大半の人は理解できないことから、誰でも解る身の回りの家電やAV機器を宣伝することで、企業ブランドを高めているのです。
そのため、イメージにとらわれずHPの業種情報を知っておきましょう。
【資本金】4588億円
→ 日立は少し価格が高すぎて参考にならないかもしれませんが、その会社の信頼が価格となっていると考えられます。
例えば、資本金100万円程度で会社をスタートして、もしその企業の価値が上がると思えば、追加資本を提供してくれる人が増えることでしょう。
この増資が積み重なった今の会社の価値と言えるのではないでしょうか。
【従業員数】33,500人
→ 従業員数が300人以上いれば、大企業という定義です。
おおよその会社の規模を示します。
【連結従業員数】320725人
→ 子会社も含めたグループ社員の人数です。
こちらもおおよその会社の規模を示します。
【売上高】2兆701万円
→ その会社の製品がどの程度売上を出しているかの目安です。
但し、売上額から仕入れ価格や人件費等が引かれた額が利益であり、マイナスであれば赤字です。
例えば、何億の売上があっても、毎年赤字の会社も多いものです。
売上額だけではななく、利益がどの程度かを知っておきましょう。
その他、行きたい企業はどの分野で強みを持っており、どこの市場でどの程度のシェアをもっているかもあらかじめ調べておきましょう。
インターネットで「シェア」「規模」「市場」等をキーワードとすることで、その会社の強みが見えてくると思います。
その会社が一部上場企業であるか、ISOを取得している等、第三者期間に認められていれば、一定水準の安定がある会社だと判断できます。
もしも株式会社であっても一部上場していない会社は、その会社固有の個性が強い可能性があることを知っておきましょう。
会社のスローガンは、その会社の幹部がどのような方針で会社を運営していきたいかがわかります。
面接でも役立つ情報なので、知っておいて損はありません。
また、中小企業の場合は利益が高ければ、給料もある程度連動していますが、大企業は給料に大きく変動が無いことから、給料がわかりにくいと思います。
私は以下のサイトを参考としています。
年収ラボ
年収プロ