自分ができる仕事を正しく認識する
転職する上で自己分析が必要です。
具体的には、自分ができる仕事を正しく認識できていれば、職務経歴書や面接で何を自己PRすれば有効かが判ります。
しかし、自分ができると思っていても相対的にできない評価がされることも多く、逆に自分が簡単にこなしていることが、高い評価を得ていることもあります。
ではどのようにすれば、できる仕事を見極められるのでしょうか。
答えは、周りを頼らずに自分一人で成果まで出すことができれば、それはあなたができる仕事です。
もちろん他人の助言は問題無い範囲です。
しかし、誰かを頼らないと絶対にできない領域がある時点で、できない仕事だと認識した方が良いかもしれません。
例えば、私はハードウェア設計のエンジニアです。
ソフトウェア設計者や機構設計者と協力してものを作ることが仕事です。
そこで、ハードウェア設計者に「ものづくりができますか」と聞いたとします。
もし、「ソフトウェア設計者と機構設計者の助言があればできます」と回答できれば、あなたはハードウェア設計ができると考えます。
しかし、「ソフト設計者がいなければ」もしくは「機構設計者がいなければ、できません」と回答した場合は、ハードウェア設計もできるかどうかが怪しいと思います。
理由は、前者はソフトウェアや機構設計等、専門外の設計も自信は無くてもトライしてみるという前向きなニュアンスが含まれます。
ハードウェアはできる前提で回答をしているのです。
しかし、後者はハードウェアだけで手一杯であり、ソフトウェアや機構設計まで手が出せないことを意味しています。
これは、ハードウェア設計の中でもできることとできないことがあることを表しており、もしソフトウェアや機構設計者という他人がいなければ、ものづくりは完全にストップしてしまうでしょう。
では、領域をもう少し狭めて、ハードウェア設計の中で「アナログ設計はできますか」と聞いたとします。
「アナログ設計はできますが、デジタル設計は組み込み設計を多少やったことがある程度です」と回答できれば、アナログ設計はできる仕事です。
しかし、「アナログ回路にもいろいろありますが、電源回りのアナログ設計であればわかります」であれば、アナログ回路も他人を頼らないとできない可能性が高いです。
ではさらに領域を狭めて、電源回路の中でも、「市版の電源モジュールを新規設計できますか」ではいかがでしょうか。
このように、多分できるといった曖昧な回答は、他人を頼ればできる仕事です。
つまり、まだできない仕事です。
他人がいなくても自分1人でできると明確に回答できる領域はどこでしょうか。
上記の例のように領域をどんどん狭めていき、あなたができると明言できる領域を認識しましょう。
それがあなたができる仕事であり、あなたの強みになるからです。