転職できる力をつける
2014年09月04日 11:14
終身雇用が崩壊し、リストラや倒産により職を失う時代になりました。
そんな時代だからこそ、転職できる力が必要となります。
転職できる力がなければ、突然襲いかかる困難に対抗するのは難しいでしょう。
「チーズはどこへ消えた?」という本があります。
2匹のネズミが、いつも同じ場所にあったチーズが突然消えた、という困難にどう対処したかを描いた物語です。
片方のネズミは無くなった事実を受け入れられず、同じ場所へ行っては嘆き悲しみます。
片方のネズミは無くなった事実をすぐに受け入れ、次の行動を起こします。
これは、ビジネスにおける考え方を教えていると思いますが、そもそも前者のネズミは、次の行動を起こす経験をしてこなかったのではないでしょうか?
チーズが消えた事実をリストラに置き換えてみます。
片方の社員は、リストラを受け入れられず、会社の前に行ってストライキを敢行したり、組合に行って会社に戻れるよう訴えかけます。
片方の社員は、すぐにリストラを受け入れ、履歴書を書いて転職支援サイトに登録をします。
6ヵ月後にどちらが幸せになっているでしょう。
特に大企業の社員にとって転職は勇気が必要です。
かつて私もそうでした。
現状維持が最も安定しているのです。
しかし、時間が経ちすぎるとその安定に執着してしまいます。
執着が生まれると、自由に行動することが出来なくなります。
その結果、経験がないために困難に対抗できなくなってしまうのです。
もし現状の仕事に満足出来ていないのであれば、行動範囲を広げましょう。
行動範囲を広げる確実な方法は、転職なのです。
転職できる力を養うためには、実際に転職を経験するしかないのです。