転職はすごい人の絶対条件

2014年09月30日 13:13

転職を多く経験できたことで、たくさんの出会いがありました。
その中でも特に私がすごいと感じた人たちは、大きく2つのタイプに分かれます。

1) 超エリートタイプ
エリート街道をとことんまで極めた方です。
いわゆる一流大学を卒業し、日系の大手一流企業へ入社し、外資系企業の役職に就いた方たちです。
エリートの中には、ダメだと感じる人も多いように思います。
理由は、経歴や肩書に甘んじるためです。
一流大学を出た、一流企業に入った、肩書を持った事がすごいのは解りますが、それは過去の成果であって、今現在の個人の魅力ではありません。
私がすごいと感じた人たちは、経歴や肩書に甘えていない人たちです。

何も言わずとも様々な経験をしてきたことが立ち振舞いから解る人が、エリート競争を勝抜ける本当の超エリートであり、すごい人だと思います。

2) 起業家タイプ
自分で背負うものを造り出す人たちです。
自分を厳しく律しながら新しいビジネスを作ったり、会社を支え続けている人たちはすごいと思います。
中にはノマド方式のように楽ができるから起業した人にも出逢ってきました。
たまたま楽ができる環境を手にした人よりも、自ら苦しい環境を選んだ人のほうが、パワーを感じます。
成果もなく横柄な態度は、人を不快にさせますが、成果を出している人が横柄な態度をとっていても、それがその人のやり方だと受け入れることができます。
これがカリスマ性であり、起業家にはカリスマ性も必要だと思います。
理由は、起業家には自分の負荷を一緒に支えてくれる部下が必要なためです。

私はハードウェアエンジニアとして開発の現場に配属されることが多かったことから、企画、ソフトウェア、機構設計、基板設計、製造、部品調達、品質保証、評価、マニュアル等多くの部署のメンバーと接点があったことで、1社あたりで出会いも多かったと思います。これが9社続けば相当な数の人たちと出逢う経験ができたことになります。
これだけ多くの人たちとの出会いを経験して気がついたことは、1つの会社しか経験がない人ですごいと感じた人はほとんどいないことです。
1つの会社の考え方に縛られることなく、自由な考えができることが、すごい人の絶対条件ではないでしょうか。