転職先選び

転職先の地域によって変わる社風

2014年12月26日 20:30
私がこれまで転職で経験した企業の社風は、地域によっても違いが出ているように思います。 私が経験した地域を3つに分けてご紹介します。   東京/神奈川地区  日本全国から集まってきているため、多種多様な人が共存しています。  比較的各地方の中でも個性が強い人が集まっており、衝突が起こることが当たり前でした。  ただ、孤立する人は少なく、衝突しながらお互いの親睦を深めていく社風だったと感じます。   北関東(栃木/茨城)地区  北海道や東北等、北関東より北側出身の人が大変多いです。  あまり個性がなく、相手に干渉することも少ない淡々とした人間関係でした。  感情的に行動するな人

求人情報から業界動向を分析する

2014年11月24日 22:23
当然ではありますが、求人情報は現在企業が足らない人材を募集する情報です。 人が足らなくなる理由は、2つに分けられます。   1つは、人材流出による補充人員の採用の場合です。 もう1つは、新しいことに取り組むために必要な技術を持つ人員を採用する場合です。 大企業では比較的前者より後者が理由となることが多いため、大企業の求人情報から今後の業界動向を予測することができます。 例えば、自動車業界を取り上げます。   自動車業界では、数日前に大きな出来事がありました。 それは、トヨタ自動車がリースしか展開していなかったFCV(燃料電池自動車)を「MIRAI」として一般発売したことです

日系企業と外資系企業で違う人間関係

2014年11月19日 18:41
職場における人間関係は、日系企業と外資系企業では明らかに違ってきます。 日系企業における人間関係は、大変密接な関係が必要となります。 上司への報連相や、同僚との出世競争等、周りの人間と協調できる力を養いながら仕事を進めます。 しかし、ある一定以上の役職に就くためには、人より相対的に抜き出る能力を目に見える成果として出す必要があり、今度は協調性を打ち崩す力が必要となります。 協調性が個人によって打ち崩されると、打ち崩されたメンバが固まって打ち崩した個人を批判する風土があるのも、日系企業特有ではないでしょうか。 日系企業は成果を相対的な目で見る傾向にあります。 相対性は曖昧である

年収だけを転職の決め手としない

2014年10月31日 20:08
8回の転職で年収のアップダウンを経験してきましたが、まだ1回目や2回目の転職の際は、間違いなく年収とスキルアップは比例していると考えていました。 そのため、転職で年収がアップすることは必要条件でしたが、何回か転職を経験すると、転職の決め手は年収ではないと考えるようになりました。 理由は、必ずしも年収が高い仕事とやりたい仕事は比例しないためです。 しかし、転職の度にスキルアップをしているのであれば、年収は上がり続けて当然だと考えるのが普通だと思います。 ではなぜ年収が上がり続けると、やりたい仕事ではなくなるのでしょうか。 それは、一定の年齢になると管理職にならなくてはいけないためです。 管理職以

昇格転職をねらう

2014年10月09日 22:45
現代の企業は、昇格する事が難しくなっています。 理由は、上位職の行き先がどんどんなくなっている事で、上位職に長く居続ける高年齢者が多くなっているためです。 そのため、昇格して肩書きを得るために転職も良いと思います。 例えば、一昔前は、ある会社で社長を3年も経験すれば、その手腕を発揮して欲しいと、ヘッドハンティングの声がかかったり、子会社で経営のアドバイザーの声がかかったりと、引く手あまたでした。 しかし現在は、情報社会であるため、業務の効率化等の上級管理手法の普及や、若手起業家が増えたことから、上位職のノウハウ価値が薄れ、行き場を無くしているのです。 上位職のポジションが空かなければ、当然昇

視野を広げるために上流工程へ転職する

2014年10月07日 23:21
自分の視野を広げるためには、時には上流工程へ転職することも必要ではないでしょうか。 上流工程とは、お金の流れやモノづくりの開発工程の上流を指す言葉である。   具体的には、日本銀行で発行されたお金は、銀行へ預けられます。 (工程1:日本銀行) 銀行へ預けられたお金は、新たなビジネスを生み出せる企業の企画・プレゼンから、銀行が元手を回収できる優秀なアイデアを発掘し、貸し出します。 (工程2:銀行) 企業へ貸し出されたお金は、モノづくりができる企業での開発の資金となります。 モノづくりができる会社では、マーケティング分析を行い、売れると考えられる製品企画書を作成します。 (工程3:商社・

終身雇用が減少することによる問題

2014年09月21日 03:23
働き方が多様化し、社会人の2人に1人以上が転職を経験する時代となりました。 そのため、終身雇用制度を貫く会社は減少することが予想されます。 では終身雇用制度が無くなると、どんな問題が発生するでしょうか。 私が最も問題だと考えるのは、教育制度が無くなることです。 元々日系企業は、終身雇用を前提としていた為、長期で人材が育ってくれれば良いと考えていました。 これに対し外資系企業は、不足しているポジションの能力をすでに持った人材を採用していました。 そのため、日系企業で教育されてから能力を身に着けた人材が、外資系企業へ流れていました。 しかし、終身雇用が崩壊したことで、日系企業も長期視点で教育するリ

転職先が得意とする業界の市場動向を把握する

2014年09月18日 06:42
転職先を決めるには、ネームバリューややりたい仕事かどうかも必要ですが、将来性がある業界で強みを持つかどうかも重要だと考えています。 業界にも様々な分野がありますが、将来性を量るためには、市場規模の大きさを把握し、その規模が近年どのように変動しているかから、将来性を見極める方法をお薦めします。 例えば、自動車業界で考えてみます。 まず、自動車業界の規模を考えてみます。 日本の製造業の規模を量るには、設備投資額が1つの判断基準となります。 日本の設備投資額はおよそ1兆円で、自動車(輸送器機)業界はおよそ5分の1を占めています。 参考として、電気器機業界もおよそ5分の1であり、家電業界、AV業界、

派遣法改正が転職市場に与える影響

2014年09月12日 13:55
2015年4月に労働者派遣法が改正されます。 これまでは、期間の取り決めがない特定労働者派遣と、3年と期間がある一般労働者派遣の2つがありましたが、一般労働者派遣のみに一本化されるそうです。 一見転職と関係ないように感じますが、私は大きく影響すると考えています。 転職する手段として「派遣」が選択肢に入ることが予想されるからです。 一般労働者派遣で派遣された場合、これまでは労働者の教育責任は派遣元の会社にありました。 派遣先の会社は、その労働者が3年以内に辞めることを考慮し、できる事だけをやってもらいます。 特定労働者派遣は、上記やり方では成り立たないソフトウェア開発等、特定の専門26業種は期

転職先選びの注意点

2014年09月10日 10:33
転職先は、自分が行きたい会社を選ぶのは当然だと思います。 しかし、行きたい会社が不採用となった時、違う会社を選定すると思いますが、妥協して選んでしまうと、様々な問題が発生します。 転職活動には労力が必要になります。 労力を割いたにも関わらず、行きたい会社から不採用の結果が出ると、モチベーションが下がり、疲労を感じることでしょう。 ここまでは誰しもが経験することですが、問題はこのあとです。 気持ちは、今の会社から離れて次の会社に向いていると思います。 つまり、行きたい会社がなくなったことで、目的が「行きたい会社へ入ること」から、「今の会社を辞めること」に変わってしまうのです。 すると、転職先は