日系企業と外資系企業で違う人間関係

2014年11月19日 18:41

職場における人間関係は、日系企業と外資系企業では明らかに違ってきます。


日系企業における人間関係は、大変密接な関係が必要となります。

上司への報連相や、同僚との出世競争等、周りの人間と協調できる力を養いながら仕事を進めます。

しかし、ある一定以上の役職に就くためには、人より相対的に抜き出る能力を目に見える成果として出す必要があり、今度は協調性を打ち崩す力が必要となります。

協調性が個人によって打ち崩されると、打ち崩されたメンバが固まって打ち崩した個人を批判する風土があるのも、日系企業特有ではないでしょうか。

日系企業は成果を相対的な目で見る傾向にあります。

相対性は曖昧であることから、特定の仲間同士で馴れ合えることで、特定の仲間でしか通用しないルールを作りあげることが可能です。

結果、特定の仲間に入れなかった個人はルールを理解できず反発を生むために、人間関係のストレスが生じやすい傾向にあります。

外資系企業の人間関係は大変ドライです。

特に米国系企業では、ドライさが顕著でした。

理由は、絶対的な能力があれば居場所が確保されますが、能力がなければ居場所がないことが暗黙の了解であり、能力だけで判断されるために人情味が感じられないためです。

但し、仕事が終われば、誰でも対等な人間として接することも海外ならではだと思います。

そのため、人間関係のストレスは皆無でした。

しかし、自分の能力を常に高め続けなくてはいけないというプレッシャーや、優秀な同僚の能力を目の当たりにした時の自分への劣等感と戦い続けなくてはいけません。

当然馴れ合いは存在しないため、常に自分に厳しくある必要があります。

私たちは日本人であることから、相対的な成果を出しながら人間関係を円滑に進める必要があります。

しかし、外資系企業へ転職することで人間関係に悩むことなく絶対的な成果を出すことに注力してみてはいかがでしょうか。