①転職する目的(転職理由)を定める
転職しようと思うには理由があると思います。
専門性を高めたい、大きい会社でノウハウを学びたい、給料を上げたい、安定したい、対人関係に耐えられない等、様々な理由が挙げられます。
その中でも、最も思いが強い理由を挙げましょう。
それがあなたの一番の転職理由であり、転職活動を持続させてくれる重要な理由です。
では次に、その内容はポジティブですか?ネガティブですか?
もしポジティブであれば、目的を定める作業は終わりです。
しかし、ネガティブである場合は、ネガティブな理由をポジティブへ変換することが、あなたの最初の転職活動です。
例えば、「給料が少ない」を例に挙げます。
まず、給料が少ない理由は何だと考えていますか?
「業界が縮小傾向にある」「昇給がない」「残業代が出ない」等の理由もあります。
しかし、ポイントは、これらはすべて主語が”会社は”なのです。
「今の会社は、業界が縮小傾向で利益が減っているから、業界の市場が拡大傾向にある転職先へいくことで給料を上げたい」
「今の会社は、昇給/残業代がないため、昇給/残業代がある転職先へいくことで給料を上げたい」
今の会社の環境が悪いから転職先に自分が希望する環境を提供して欲しい」
が転職理由となります。
これらは、転職先に一方的に要望を訴えており、転職先としては何かを提供したくない理由です。
そのため、主語を”私は”として、給料が少ない理由を考えてみましょう。
「頑張れるフィールドがない」「能力を向上できない」「自信のある能力を発揮できない」等が理由となります。
これらは、
「自分が、頑張れるフィールドがないため転職先がフィールドを提供してくれれば、自分はもっと頑張れるので、給料を上げて欲しい」
「自分が、能力を向上できる環境がないから、転職先で能力向上できる環境を提供して頂ければ、自分が能力向上するので、給料を上げて欲しい」
「自信が、能力が発揮できないから、発揮できるポジションに付ければ、自分は余すことなく能力を発揮するので、給料を上げて欲しい」
となります。
自分が労力を提供するので、転職先に要望を叶えて欲しいというポジティブな転職理由になった訳です。
転職する目的は定まりましたか?
今後転職活動の中でモチベーションを維持するための重要な目的です。
しっかり時間をかけて目的を決めましょう。