転職する覚悟を持つ
転職すると決めたら覚悟が必要です。
自由は、あなたの転職を阻止する力が、現職で働く事があるためです。
1つは、あなたが抜けることで仕事量が増える周りのメンバーから、引き継ぎを拒まれるパターンです。
規模が大きな会社では変わりはいくらでもいることから、仮に十分な引き継ぎがなくても会社は回っていきます。
割り切りが必要でしょう。
問題は、規模が小さな会社で引き継ぎ相手がいないパターンです。
上司からの引き継ぎに対する明確な指示もないことが多いため、あなたがいなくなると会社が困るのは明かです。
もし感情的になって引き継ぎをせずに辞めてしまうと、前職にコンタクトを取り辛くなってしまいます。
仕事で関わりがあったときは勿論、源泉徴収の発行作業等で連絡を取る必要も出ることから、円満退職が理想でしょう。
そこで、私がお薦めしたい引き継ぎ方法は以外の2つです。
方法1) 作業の手順書を作成しておく
あなたの作業をこなしたことがないメンバーでも対応できるような手順書を作成しておく方法です。
あなたが辞めたあとは、残ったメンバーは業務が増えることを不快に感じてしまうものです。
しかし、手順書があると、あなたがしっかり仕事をしていたことを証明できますし、何より感謝されます。
有効な方法であると思います。
方法2) 引き継ぎ期間を長くとる
次の職が決まっていると、今の職を早く切り上げて、早く転職したいと思ってしまいます。しかし、そこをぐっとこらえて、引き継ぎ期間を2ヶ月や3ヶ月と長くとってみましょう。
すぐ辞めてしまうと、しっかり引き継ぎしていても、周りのメンバーにはしていないように見えるものです。
しかし、必要以上に長く引き継ぎ期間を取ると、会社のことをしっかり考えていると理解されるため、十分引き継ぎができていなくても、精一杯対応したと言えるのではないでしょうか。
どちらの方法も引き継ぎ人員がいるいないに関わらず対応できるため、お薦めです。
もう1つは、上司が辞めることを阻止するパターンです。
私もされた経験がありますが、子供のような対応に、大変苦労しました。
その上司が納得しないまま退職すれば懲戒解雇だと私へ告げた後、話を聞く時間を取らない、電話に出ない、何があっても辞表を受け取らない、辞表を郵送しても届いていないと言い張る、等、労力が必要でした。
理由は2つあり、1つは次の会社の入社時期まで延ばすことで退職を諦めるよう仕向けることと、もう1つは自分の評価が下がることを懸念するためです。
このパターンは、辞意を示した事実を以下のようにすべてメモしておきましょう。
○月○日 電話に出ない
○月○日 辞表を○○さん宛に送付
・・・
そして、期を見てもう1つ上の上司にメモと一緒に掛け合いましょう。
その上司がもしその事実に加担していなければ、話はスムーズに進むことでしょう。
最近は人材不足であり、残留させるために他の方法をとっている企業もあるかもしれません。
転職する覚悟を決めたら、絶対に曲げない強い意思を持つと良いと思います。