転職で真の自分の実力を知る
2014年10月15日 18:13
自分が持つ実力を自分で正確に理解することは大変難しい事です。
理由は、環境によって自分が出せる実力は大きく左右されるためです。
自分以外の力が働いていても自分の力だと勘違いしてしまったり、褒めない上司や同僚と接し続けることで見事な成果を出していても自分を過小評価してしまうことがあるためです。
特に1社での経験しかない方は、現在の環境における自分が本来の自分だと思って疑わないでしょう。
中小企業は、大企業とのパイプを太くすることで、利益を得るべく大企業の社員との関係性を強化するために、低姿勢で接することが多くなります。
対して大企業の社員は、周りの人間が自分に寄ってくることに優越感を感じ、自分は特別な存在だ、能力があると勘違いすることで横柄な態度を取る傾向にあります。
中小企業の社員が成果を上げても、大企業の社員の機嫌一つで成果が無効となることさえあります。
これは上司と部下でもあることではないでしょうか。
これら環境によって間違えて自分を理解してしまうと、環境が変わった際に大変苦労することになります。
例えば、大企業で出世街道を進み肩書きが着いた方は、会社の看板や自分の肩書きを見て話している方からの評価もストレートに受け止めることで、自分を過信しすぎる傾向にあると思います。
特定の大企業という環境の中での実力はあるのだと思いますが、その過信を元に退職してしまったりすると、世間における自分の実力を退職後に知ることとなるため、苦労を背負う可能性が高いのです。
本当の実力、世間で通用する実力とは何かが分からないと、当然自分の実力を判断することはできません。
世間で通用する実力とは何かを知るには、違う環境を容易に知ることができる転職が最も効果的なのです。